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ふくしまファン

三井不動産株式会社 社会・環境推進室 統括

中島 孝 さん(右)

Profile

東京都荒川区出身。1987年(昭和62年)に三井不動産入社。住宅(マンション・戸建)・ホテルの開発、地権者との共同事業提案、スポーツ・レジャー施設の運営管理、広報部等を経て2014年から現職。福島県の思い出は、母親が北茨城市(磯原)出身のため幼少期の帰省時(「平」行の常磐線乗車)に連れて行ってもらった常磐ハワイアンセンター(現スパリゾートハワイアンズ)と勿来海水浴場。最近の福島「食」のマイブームは、会社帰りに日本橋ふくしま館「MIDETTE」で購入する「天のつぶ」。

三井不動産株式会社 社会・環境推進室 統括

平元 賢治さん(左)

Profile

茨城県出身。1997年(平成9年)に三井不動産入社。スタッフ部門およびビル・商業施設の運営管理や地権者調整等の業務を経て、2015年から現職。隣接県出身であることから、裏磐梯の紅葉や猪苗代観光、安達太良山でのスキー等、福島県の自然に親しむ機会に恵まれる。昼食に、会社至近の日本橋ふくしま館「MIDETTE」で喜多方ラーメンを食するのが楽しみ。

【特別インタビュー】

福島とつながるきっかけを教えて下さい。

平元さん:復興支援では、津波被害の大きかった地域と関係を築いていたのですが、一方で、福島はどうなっているのか、何ができるのか、全く分かりませんでした。そこで福島県庁の方を紹介してもらい、まずは行ってみようと案内して頂いたのが、震災後の福島を知るきっかけになりました。
話で聞いていたことと、実際に行って見たことのギャップが衝撃的で、知ることは重要だと私自身が痛感しました。会社として何ができるのかということは始めてみないと分からない。まずは研修という形で社員に行ってもらおう、というところから始まりました。そして、福島には弊社の拠点はないのですが、その中で私たちにできることって何だろう、と考えると、現在始めているような、東京都心で福島を知る〝場〟を提供していくことではないかと。それも「知った」からこそ初めてできることですよね。

実際、福島に来たことにより
感じ方は変わりましたか?

中島さん:実際に帰還困難区域の状況などを見ると、福島県は、原発事故と風評のため、より困難な状況になっているというのが来てみて初めて分かりました。また、福島県は、津波と原発事故の直接的な被害を受けた沿岸部の浜通りだけではなく、内陸の中通りや会津地方も風評など目に見えにくい部分で影響を受けていたりと、地域によってそれぞれに事情が異なることも分かりました。そのようなことを現地で直接聞くことで理解を進めていくことが重要なのだと感じました。

福島に来る前後で
社員のみなさんはどう変化しましたか?

平元さん:研修後のアンケートを見ると、人がいない状況を実際に見て「ショッキング」という声が多かったです。そのような地区の旅館に泊まった際、普通に食事や入浴ができたことに驚くと同時に、普段の何気ない人間の営みが実は大変貴重だったことにあらためて気づいた、という女性社員もいました。「人はいない」というイメージが先行している場所に、ポンと人が来て色々な動きが出ている。それを目の当たりにするのは、研修、仕事を超越してインパクトがあり、心揺さぶられるものでした。
会社としては福島の復興の複合化を伝えたかったのですが、どれくらいそれが伝わっているかは未知数で今後の課題でもあります。例えば、顕在化しない風評をどう解決していくのか。浜通りのイノベーション構想などは見えやすいが、では会津にとっての復興とは何か?など難しい問題があります。でも「難しい」だけではダメなんだろうと。県民の皆さんが抱えていることを伝えていく、それが今後の課題だと思います。また、暗い部分だけではなく、楽しいことや明るい部分もある〝コントラスト〟ということも伝えていきたいです。

中島さん:報道の内容と、実際の光景、そして元気に前を向いている県民の皆さんの姿にギャップを感じました。これは現地に行かないと分からなかったことです。支援する側もニュートラルなスタンスで望むべきですね。
平元さん:お互いに見聞きして理解を深めることで、支援する側・される側という単純なものではない、良い関係性を築いていきたいですね。

三井不動産として福島の復興に今後どう関わっていきますか?

中島さん:研修は継続していき、現状を自分達のものとして、どう一緒に活動していけるのか考えることは今後も続けていきたいです。我々の職種では、プロジェクトを通じて感じた情報の発信や、活動PRの場所を提供していくことが肝心です。福島が変化していく中で、新たなニーズが出てくるかもしれませんが、不動産業というスタンスの中でより復興につながるような活動を深めていければ良いと思っています。

三井不動産 https://www.mitsuifudosan.co.jp/